観光公害④では「マナー問題」、特に「食」に関するマナーについて紹介します。
衝撃的なニュースを紹介
3年前、ミシュラン2つ星に輝いた日本食レストランに予約をしようとした外国人観光客を「外国人」という理由だけで予約を拒否した。
「外国人というだけで予約を受け付けないなんて差別だ!!」と思った方も多いはず…。
では、なぜ日本食レストランはこのような対応をしたのでしょう??
外国人が嫌いだから?
いえいえ、そんなことはありません。
Why?? (事件の経過)
原因は多くの外国人観光客がお店を予約しても実際に来てくれない、いわゆる「ドタキャン」が絶えなかったからなのです。
そのせいでミシュラン2つ星を獲得した超有名レストランのはずなのに売り上げが低迷する、食品ロスが絶えないなどの深刻な問題を抱えていました。
その結果、いつしか「外国人の予約は慎重に!」や、「前払い、あるいはホテルを介しての予約以外は受け付けない!」という考えが生まれ、このような事件に至ったのです。
ドタキャン問題の原因は文化の違い

外国人の中には「ドタキャンが当たり前!」という考え方を持つ人もいるのです。
これは、発表者が留学していた時に体験したことなのですが、外食するときは、まずお店をいくつか予約してからどのお店に行くのか決めるという手法をとる人が結構います。
「日本人の私たちからしたらあり得ない!」と思いますが、海外では結構当たり前にあることみたいです…。
お店も、お客さんが来て、注文を受けてから作る場合が多く、「食品ロスにも繋がらないので大丈夫」とドタキャンを容認している様子…。
そのような中で生活している人が日本に来て「ドタキャンするなー!」と言っても…悪いことをしたという認識になりにくいのも理解できます。
問題を解決するために…
でも、しょうがないで片付けられる問題ではありません。
ではどのようにすればいいのでしょう?
提案としては2つ!
①旅行マップなどに日本流マナーを載せて、正しい知識を誰もが分かるように提示すること
②私たち日本人も海外の文化を知ること
「郷に入っては郷に従え」というのではなく「お互いを理解し、尊重する」ことが大切ですよね。
どちらにとってもハッピーな新しいマナーを生み出すことができるかもしれません…☆
さいごに
海外には、他にも日本人が驚くような面白い風習がたくさんあるので、興味があったら調べてみてください。
次回からは、ジブリ映画から見る環境・社会問題について紹介します。
お楽しみに!