食べ物についての3回目は、食品と環境の関係について考えていきましょう。
まずは、農業と環境の関係についてみていきましょう。
日本の農作物生産
大規模な圃場整備(土地改良)を行ったり、大量の農薬がまかれています。
その影響でメダカやホタルなどの幼虫が住めなくなっています。
生き物が住む田畑に急激な環境の変化が起こると、生き物が死んでしまったり、住む場所を変えることを余儀なくされれのです
日本のような先進国では、このような問題がありますが、発展途上国でも農業の仕方により大きく環境を変化させてしまっています。
発展途上国の農作物生産
・焼畑農業(森を焼いてそこから出た灰を肥料にして畑を作る)、
・コーヒーやバナナなどのプランテーション栽培(現地人や奴隷を労働力として単一作物を栽培する)
・エビの養殖のためにマングローブの破壊(木炭の材料、海岸沿いの湿地を手に入れるため)
この結果、野生動物の宝庫が次々と失われて行っています。
発展途上国では、食べ物を得るために環境を破壊してしまっている状況なのです。
続いては、食品の容器として使われるプラスチックの問題です。
食品容器の廃棄
現在、全世界で1年間に3億トンのプラスチックが生産されています。
しかし、それらの半分程度は、容器や包装などの使い捨てのプラスチックとして作られ、捨てられていきます。
レジ袋は、1人年間で300枚、プラゴミは1人1日1kg発生させています。
そして、これらのプラゴミの一部は処理やリサイクルもされず、ゴミとして陸上に投棄されたままになっています。